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『看護職の実態』絶対的な人手不足→ブラック経営によって深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。

現場の看護師の人手不足により、夜勤交替制の過重負担、時間外労働の増大や休憩時間が取れなくなっていませんか。

一手不足からくる看護師一人当たりの仕事量増大が、深刻な健康問題を引き起こしているという統計データがあります。

あんたの現在の勤務先の病院は、看護師が足りていますか。もし人員不足を感じるなら、無理をして勤続した結果、数年後には、看護師の職業病と言われる「腰痛」や「肩こり・頸部痛」を患い、看護師の仕事を続ける事が難しくなるという悲惨な結果になる可能性があります。

 

 まずは、看護師人手不足の実態を確認していきましょう。

Q. 去年より、仕事は増えていますか?

『前年度と比較した仕事量の変化』について、「大幅に増えた」と感じている看護師が21.9%と2割を超え、「若干増えた」37.7%と合わ せ59.6%、約6割が「増えた」と回答しています。

年々増加している業務量は限界に近いところまできていると推察される結果となりました。年齢・勤続年数が増すほど「大幅に増えた」とする比率が高く、勤続年数の短い層が多い職場で、ベテラン層に重い負担となっていることが伺えます。

現在は若手看護師の離職率も高く、またある程度経験年数重ねるとすぐに転職する看護師も増え、結果的に新人教育と実際の業務に終われるベテラン看護師が絶えないという状態となっているようです。

 

Q. 疲れはしっかりととれていますか?

『疲労度の回復に関する質問』について、「疲れが翌日に残ることが多い」51.7%と、「休日でも回復せず、いつも疲れている」21.9%を合わせた 「慢性疲労」は、73.6%にも上る結果となっています。

また、自らの健康については、「健康に不安」が最も多く49.2%、「大変不安」が8.2%、「病気がちで健康とはいえない」が2.6%で、合わせて60.0%(64.9%)の人が健康面に不安を抱えている事になります。

さらに、仕事での「強い不満、悩み、ストレス」が「ある」67.2%と約7割となっています。

 

「ブラック経営が常態かしてつつある?」ブラック病院の実態とは?

看護師の仕事は過酷な業務が含まれるため、楽ではない事は周知の事実です。

しかし、看護師を辞めたいと思うほど酷い内容かというと決してそうではなく、看護師の離職率の高さの背景にあるのはブラック経営を行なっている病院がまだまだ存在している事が理由の一つに挙げられています。

 

違法な宿直・日直業務

夜勤を有する医療期間の約8割が「違法な宿直・日直業務」となっていて、を 本来の「宿・日直」である「見回り程度で通常の業務はほとんどない」のは僅か3.6%で、ほとんどが違 法な「宿・日直」となっている。

そして、「よく通常業務が入る」のは80.9%と8割強にもなる。

 

有給消化率について

年次有給休暇が、平均8.86日となっていて、 「5日以下」が約3割存在しています。

年次有給休暇取得の平均値は、8.86日で、「10日以上」は44.5%、完全消化と考えられる「20日以上」は 5.6%しかありません。

一方で、「5日以下」は31.4%で、全く取れなかった(ゼロ日)も3.3%も存在しています。

 

休憩時間について

「きちんと取れている」は準夜勤務12.2%、深夜勤務18.1% となっています。

休憩時間が「きちんと取れている」のは、「日勤」で20.9%、「準夜勤務」12.2%、「深夜勤務」18.1%、「2交替夜勤」17.2%となっています。全体的に法で定められた休憩時間の取得が極めて少ない現状となっています。

特に深刻なのは、「準夜勤務」での休憩がとれておらず、「全く取れていない」7.0%と「あまり取れていない」40.7%を合わせると47.7%と、準夜勤を行なっている看護師の約半数が休憩をあまり取れていないという結果になっています。

規定の休憩時間を職員に付与しなければ労働基準法違反となることの認識が弱いというのが最大の問題と言えそうです。

 

転職する時の重要なポイント

上記で解説したように、ブラック経営が常態かしてしまっている病院が、日本全国に一定存在しています。

これらの情報は、求人情報には掲載されていません。

内部情報を効率良く入手する方法は、その地域に強い看護師転職サイトを利用する事です。

転職エージェントが得意とするのは、雇用条件や内部の経営実態に関する情報です。

転職エージェントと、しっかりとコミュケーションをとって、良い関係を築く事ができれば、普通では知り得ない情報を教えてくれたりします。

イメージだけで転職先を決めてしまうと、入職後に思っていた病院と違っていても手遅れです。

転職に失敗しない為にも、内部情報までしっかりと吟味した上で転職するべきかどうかを検討する事をオススメします。