看護師転職サイトがどういったものかを調べてみると、「担当者がしつこかった」という口コミ情報が掲載されていたり、「しつこく電話がかかってきて大変だった」という意見が書かれていたりします。
この「転職サイトの担当者がしつこい」というのは、本当なのでしょうか。
「しつこい」が、何を意味するのか、看護師転職サイトの裏事情を説明していきます。
勘違いしていけないのは、看護師転職サイトも、ボランティアではない!
転職サイトに登録すると、転職エージェントという担当者がつく事になるのですが、このエージェントは、転職サイトを運営している会社の会社員です。
ボランティアではありません。
転職事業を行い、そこで生まれる収益から給料が支払われます。
しかし、多くのサイトが、無料で運営されていますよね。
では、担当者の給料になる収益源はどこでしょうか。
これは、求人募集を行なっている病院や施設からです。決してボランティアではなく、れっきとした人材紹介というビジネスとなっています。
なぜ、転職サイトは「しつこい」と思う人いる?
看護師と、病院をつなぎ合わせるという意味では、存在価値が高いサービスであり、決して裏ビジネスなどではありません。
しかし、転職サイト利用者にはあまり良い印象を持っていない人がいるのも一部事実です。
その理由としては、考えられる事
転職サイトに広告を掲載するだけで広告料が発生する求人雑誌のようなシステムではなく、実際に入職者が現れた時に支払う「成果報酬型」というところが、転職サイトの裏事情であり、「しつこい」感じる人がいる理由になります。
ここまでをまとめると、
- 転職サイトはれっきとしたビジネス
- 収益は、求人募集を行う病院・企業からのみ
- 転職成功時の成果報酬型
つまり、看護師が転職しないと、転職サイトには収益は生まれません。
もし、転職サイトが登録した一人一人の看護師の事を最優先させたサービスを提供する事ではなく、収益第一主義の運営方針をとっていれば、どうにか看護師を転職させようと働きかける可能性もありえるビジネスモデルなのです。
全ての問題は、転職サイト側にあるのか?転職サイトは使わない方が良い?
ここまでは、転職サイトの裏事情というか、、、
転職サイトがどのように運営されているのかを説明させてもらいました。
ただし、勘違いしてほしくないのは、上記で説明したようなビジネスモデルがありえるというだけで、全てのサイトが怪しいブラックな運営をしているわけではありません。
実際に、転職サイトを利用して転職に成功した看護師の方が割合的には圧倒的に多いです。
わざわざネットに掲載しようと動く人は少ないですが、悪い口コミについては書き込まれやすい事は、どの業界やサービスでも共通するところです。
重要なポイントは、全ての転職サイト「怪しい」とか「しつこい」とひとくくりにせずに、本当に良い転職サイトとそうでない会社がある事を理解して、本当に良い転職サイトだけを利用する事です。
しかし、ここにもちょっとした問題があって、
公式のWEBサイトを見ただけで、どのサイトが怪しくて、どのサイトが大丈夫かという事を見抜くのは難しいと思います。
そこで、転職サイト選びに困っている人向けに、本当に良いサイトの見分け方を説明します。
安心して利用できる転職サイトの特徴って?
「社会的に信用の置ける会社か?」「信用を求められる会社か?」
これが非常に重要です。
「社会的な信用を求められる会社」ってどういう意味?
転職サイトに限らず、国の公的期間から、運営事業を公認されていたり、株式上場している会社というのは、会社の人気・評判が落ちる事をもっとも嫌います。
株式上場していない小さな会社は、収益をあげるのみを考える事が多いですが、
株式上場していると、ブラックな運営方針で収益化できても、その会社を支援してくれる人(株主)が離れていくと、経営は傾きます。
日本の株式会社の頂点にいるのが、「東証一部上場」の株式会社です。
時々、耳にする「東証マザーズ」は、東証一部、東証二部の下になります。
日本の企業の信用度で最も高いのが、「東証一部上場企業」となります。
転職サイトを運営する会社にも、いくつか東証一部上場企業がありますが、この中から選ぶ事で「社会的な信頼を求められる会社」から選ぶ事になります。
また、もう一点重要な事があって、転職サイトが行なっている人材紹介事業というのは、一定の基準をクリアする事で、厚生労働省の認可を受ける事ができます。
この基準を守れなければ、次年度からは認可を外されます。
認可され続けるためには、一定の質を保ち続ける必要があり、目先の収益を上げる行為は、自らの首を締める事になります。
なぜなら、
適正な運営を行う → 厚生労働省の認可を受ける → 信用度が上がり利用者が増える → 利用者が増えれば求人募集を行う病院から依頼を受ける
このような形で、正の連鎖が起こるように運営を行なっています。
また、良い求人を紹介して利用者の満足度を上げる事ができれば、口コミ評判も上がり・人気も上がる事になります。
実際に、一部上場企業で、なおかつ、厚生労働省認可を受けている転職サイトは、このような正の連鎖が起こるように運営がなされています。
よって、裏事情を理解した上で、転職サイト選びするのであれば、
- 東証一部上場企業が運営している転職サイトを選ぶ
- 厚生労働省の認可を受けている転職サイトを選ぶ
この2点になります。
「しつこい」「使わない方が良い」というような悪評を受けている会社の多くは、小規模サイトで、目先の収益化を計らないと運営していけない新規参入会社である場合がほtんどです。
当サイトのランキングは、上記条件を加味してランキング付けを行なっています。
特にランキング上位の転職サイトである
- カンゴルー
- 看護のお仕事
- ナース人材バンク
- マイナビ看護師
この4サイトは、「社会的な信用が求められる会社」となっています。
転職サイトにネガティブなイメージを持っている人は上記サイトから選ぶ事をおすすめします。